六時起床。久々に頭が爆発していた。いや、頭ではなく髪が、だ。脳は無事だ。髪型が寝癖で爆発したかのごとく乱れている。右側は比較的大人しいのだが、左だけ酷い。左だけピンポイントで爆弾をしかけられたか。もちろんその爆弾を仕掛けたのは自分自身、そして起爆剤は寝相、ということなのだろう。髪が十分に乾いていなかったのかもしれない。湿り気もまた、起爆剤か。頭から居酒屋の店員よろしく手ぬぐいをかぶり、爆発を強引に押さえつけた状態で身支度、そして三時間ほど掃除。汗で全身びっしょりになったのでシャワーを浴び、そこでぬれた髪を乾かし、ようやく寝癖とオサラバとなった。
午後は読書したり、居眠りしたり。検査入院していた義父が退院したとのこと。検査のためにカテーテルではあったが手術したそうだ。落ち着いたタイミングで妻と顔を出そう。
昨日のランニングで使ってマメができてしまったランニングシューズ、実家に電話して父親にあげるよといったところ、ちょっと大きいけどもらう、とのこと。シリアスに使うのでなければ問題ないだろう。数日前に熱中症で倒れたという話を聞き、ちょっと驚いた。趣味の農作業で無理しすぎたらしい。ま、今は問題ないらしいから安心。
走りたいのだが、マメが治るまではガマンせねば。
四方田犬彦「愚行の賦(2)」(「群像」2019年9月号掲載)。ドストエフスキーやスウィフトなどから「愚行」の本質を読み解く試み。他者の愚行を批判すること自体が愚行になりうるというループ構造、自己矛盾。人間の破壊的欲求なのか、それとも逆説的な自己保存欲求なのか。