わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

展転

 六時起床。曇天。体調がよければランニングを、というつもりだったが、金曜の喘息発作の名残のようなものが軽く尾を引き、まだなお気管支がざらついているような感覚が残っている。再発させたら元も子もない。ランニングは諦め、埃に気をつけながら掃除に精を出す。ベランダの窓の網戸の滑りが悪くなっていたのだが、泥をきれいに掃除し、シリコンスプレーをかけたらかなり改善した。

 午後は妻と外出。六本木の国立新美術館で妻の恩師の作品が入選したとかで展示されているという二紀展へ。調べると、絵画と彫刻のより自由な表現を目指して設立された団体の公募展らしい。それほど大きな展覧会ではないのだろう、と勝手な先入観を抱いて見に行ったのだが、膨大な数が展示されており、結局三分の二ほど見たところで全点鑑賞を断念してしまった。妻の恩師の作品は、縄文時代に思いを馳せたような内容。この作品もそうなのだが、全体的にシュールな作風のものが多かった。二十世紀前半ならかなりアグレッシブで先進的だったのだろうけれど、今はこれが絵画の世界のスタンダードなのだな、と再認識。

niki-kai.or.jp

 

 つづいて、すぐ近くの21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「虫展」へ。体調不良だの急な仕事だの雨だので魔が差しまくっていたが、ようやく見ることができた。昆虫の生態、身体機能、そして多様性を「デザイン」の観点から紹介する展覧会。エンタテインメント性の強い体験型の展示が多く、子どもたちは大興奮だった。もう少し時間をかけてゆっくり見たかったなあ。

www.2121designsight.jp

 

 夕食は中華弁当でちゃちゃちゃっと済ませた。