わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ガラガラ銀座でアート三昧

 五時四十五分起床。昨日、寝違えのように痛めてしまった背中はかなり快方に向かっているが、まだ完全ではない。家庭用鍼治療器「シンアツシン」、ファイテンのRAKUWAネックレス、パワーテープ。どれも、かなり効果を感じる。

 午前中は掃除。

 午後は妻と銀座へ。新型コロナウイルスの影響で観光客も東京在住の人の買い物や遊びもともに少ないからだろう、かなり落ち着いた感じ。
 メゾンエルメスで「サンドラ・シント展 コズミック・ガーデン」。サンパウロを拠点にするアーチスト。内省的で繊細なタッチで描かれた海や島、橋、雨や嵐、そして宇宙が、壁面いっぱいにつながり、広がり、見るモノを作品世界の内側に引きずり込んでいく。広大なのにインナースペース的。遺伝子とかDNAとか命とか、そんなものも連想させる。

www.hermes.com

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 ポーラで「ポーラミュージアムアネックス展2020 -真正と発気-」。寺嶋綾香さんという方の、お菓子のパッケージで型を取った土でつくった土器の作品が、現代の作品だというのになぜか縄文的で不思議だった。半澤友美さんは、手漉き紙や染料をつかった作品。繊維と色の複雑な絡み合いが抽象画のようで、ずっと見ていても飽きない。立体作品としての楽しさもある。太田泰友という方は、「本」という形態にこだわった作品。印刷に携わる者として興味深かった。

casabrutus.com

 伊東屋G.Itoya「PARKER TOKYO MUSEUM 2020」。パーカーは、以前ぼくがコピーを担当していたブランド。いろいろ体制が変わってからお声がかからなくなってしまったけれど…。ま、ブランドを愛する1ユーザーとして、楽しめました。

 松屋銀座遊びのギャラリーで「榎並和春絵画展 〜夢のつづき〜」。さまざまな画材を使った作品。画材は自由なんだけれど、作品としては固定的な世界観がある。ちょっと宗教画を思わせる、静かで内省的な感じ。

enami.sakura.ne.jp

kokuten.com

 松屋銀座デザインギャラリー「いせさきメイセン -メイセンは二度死ぬ-」。手の込んだ作りの織物。その個性的な意匠と膨大な手間に脱帽。

www.fujingaho.jp