わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古川日出男「おおきな森」(1)

 「群像」2018年1月号掲載。ボルヘスだのマルケスだののパチモンが出てきたと思ったら、安吾小林秀雄だよ。高橋源一郎の『ジョン・レノン対火星人』や『日本文学盛衰史』を思い出した。

 

 

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

 

 

 

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)

ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)

 

 

 

日本文学盛衰史 (講談社文庫)

日本文学盛衰史 (講談社文庫)

 

 

 

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足の裏をしつこくカキカキ

 五時、葵が大騒ぎをはじめる。家中を走り回り、布団で眠るぼくの周りで、何をしているのかはわからないが、ガサガサゴソゴソと音を立てつづけている。そして時折、ぼくの足の裏を何度もしつこくカキカキする。起き上がると寄ってきて、布団の上でコロンと、ゆでたエビみたいに丸くなった。

 五時四十五分起床。年末の大掃除でたまりにたまった資源ゴミを出す。

 十時、仕事始めでいきなり後楽園にて打ち合わせ。昨年お世話になった方、数名とバッタリ。

 午後は書斎で作業。初詣のときはひどい混雑で天照大御神のお札をいただけなかったので、途中気分転換を兼ねて書斎を抜け出し、神社までふらりと。

 十七時、ひとまず業務終了。ひどい肩こりと睡魔。脳みそも肉体も労働モードになりきれていなかったか。仮眠を取ったら案の定、葵がやってきて足の裏をしつこくカキカキした。

 夕食はおせちの残りを片付けた。

 

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アニメ映画二本、あるいは純愛と人格の時代

 五時四十五分起床。今朝も冷え込みは厳しい。厳冬という言葉が思い浮かぶが、大げさな連想に辟易する。東京の、自然から隔離された空間に伝わるわずかな寒さには、命を脅かすほどの厳しさはない。せいぜい、鼻水が止まらない程度だ。

 今日も休日。本を読む気になれなかったので、昨年Amazonプライムで観た「機動戦士ガンダム00」の続編に相当する「劇場版 機動戦士ガンダム00 A Wakening of the Trailblazer」を観る。「対話」「理解」「(生命への)愛」をテーマにした作品。地球外生命体の登場などガンダムシリーズとしては異端だけれど、コレ、ガンダムの最高傑作じゃないかな。他の観てないからわからんけど。ファースト・コンタクトもののSFとしても質が高い。地球外生命体との相互理解ができて友好の印として宇宙空間に大きな花が咲いた瞬間、そしてその五十年後に地球外生命体の母星から帰還した主人公、刹那・F・セイエイと、盲目の老婦人となっていたマリア・イスマイールが理解しあえた瞬間は感動した。なぜTV版のエンディングテーマでガンダムが花に包まれていたのか、そしてなぜ主人公が「刹那from聖なる永遠」なる名(そういう意味らしい)を与えられていたのかが、わかった気がする。主人公名はちょっとビジュアル系っぽいけれど。ま、主題歌がラルクだったしね。

 午後は松屋銀座へ。Yohji Yamamotoのセールを観るが、特に何も買わず。妻はY'sでコットンパンツを一枚。ぼくは紳士服売り場で仕事用のビジネストートを新調した。地下のネスプレッソで福袋。カートリッジ10本、クッキー2箱、ココアパウダー1箱のセット。かなりお得。銀座ロフトにも寄り、帰宅。葵とコジコジは賢く留守番していた。

 夜は話題になった映画、というかニッポン映画史に残る名作になるであろう「君の名は。」を地上波で観た。純愛が生んだ奇跡。ガンダムもそうだけれど、純愛と人格の時代なんだなあ。

  

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 ↓対話のためにつくられたガンダム武装してるけど、劇中ではほとんど戦わなかった。

 

君の名は。

君の名は。

 

 

「おせちはまずい」と言っていた

 五時四十五分起床。冷え込みの厳しい朝。猫の葵、昨夜は大騒ぎしていたが今朝はは妻の布団の上で丸くなっている。

 十時、妻と出発。荻窪ルミネで買い物してから、古河の実家へ。父に、最近農業引退した方からいただいたという家庭用耕運機を見せてもらう。少し会食してから散歩を兼ねて雀神社へ。後輩のやっている老舗の甘露煮屋にも顔を出した。往路も復路も電車がひどく混雑していて辟易。

 十九時、帰宅。夕食はおせちを離れてピザとサラダ。そういえば、小田嶋隆がラジオで「おせちはまずい」と言っていた。そうは思わないが、飽きやすくはある。

 読書は古川日出夫「おおきな森」を少しだけ。

 

↓雀神社とその裏の土手。この先は渡良瀬遊水池。

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田中正造の記念碑。前も写真載せたけど。絵は鬼気迫るモノがあるが、たぶん地元の素人が描いたんじゃないかな、って感じ。

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青空のマリー

 六時三十分起床。元旦。ムーンライダーズの曲に「外は正月みたいな空」という歌詞があるが、まさにそんな空。虫が多い。

 午前中は新聞広告のチェック。正月恒例になっている。

 午後は初詣。その後、荻窪にある妻の実家へ。お寿司をごちそうになった。

 

 葵は今日も元気。よく遊んでいる。 

 

 読書は鷲田清一『素手のふるまい』と、「群像」2018年1月号に掲載の古川日出夫「大きな森」。

 

素手のふるまい アートがさぐる【未知の社会性】
 

 

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

 

 


moonriders 青空のマリー

 

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