「火の手」。いとしいひととの死別ののち、ひとはあの世との際どい境目がにわかに見え、聞こえるようになるものらしい。それを幻視幻聴で片づけるか。それとも。 「知らぬ唄」。踊り場。はて、民家にそんなもの、あるか?
目覚めるのが先か、目指し時計が先か。競っているつもりなど毛頭ないのに、目覚ましより早く起きた日は機嫌がよくなるようだ。眠っていても闘争本能をむき出しにしているとはご苦労なことだが、その相手が無機物、時を刻むだけの機械だと考えるといささか情…
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