わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

争う

 目覚めるのが先か、目指し時計が先か。競っているつもりなど毛頭ないのに、目覚ましより早く起きた日は機嫌がよくなるようだ。眠っていても闘争本能をむき出しにしているとはご苦労なことだが、その相手が無機物、時を刻むだけの機械だと考えるといささか情けない。いや、時間そのものと争っているとは考えられぬか。しかし、そう考えてもやはり競うという行為自体が妙に貧しいもののように思えてしまう。最近の運動会では、赤頑張れ、白負けるな、と競うのではなく、赤も白も頑張れ、共に勝利を目指せ、と競争の原理から妙にずれた、ひねくれた目で見ればずる賢く負けることから逃げているとしか思えぬ応援をするらしいと何かで読んだ。徒競走では一着、二着と順位を決めたりしないらしい。時計と目覚める時間を競うのは馬鹿馬鹿しいが、徒競走で順位を決めないのは、それ以上に馬鹿馬鹿しい、と考えるのは昭和の人間の証しだろうか。
 夕方まで打ち合わせもなく、もくもくと作業。某健食メーカーDM、某IT企業カタログなど。夕方、吉祥寺へ。某通販カタログの資料集め。ついでに猫缶を買う。ふと立ち寄ったパルコの「ビレッジバンガード」で見た「Holga」というトイカメラが気になる。でも、買ったところで撮影にのめりこむほどは使わないんだろうなあ。自分にとって、写真を撮ることとはメモを取ることとほぼ同義だから。