わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

諸星大二郎『夢見村にて』

妖怪ハンターシリーズの最新作。稗田の教え子が主人公だが、内容は妖怪ハンターそのもの。まだ冒頭しか読んでないが、稗田シリーズならではの民俗学的なアプローチとダイナミズムに、主人公の男の子の繊細さが加わって、新しい感覚になっている。夢見村にて …

こんがらがった糸

六時三十分起床。花子に何度も怒られるが、なぜ怒られているのかがよくわからない。何度も水をくまされ、何度もカリカリを補充させられた。麦次郎は今朝も大騒ぎをしている。ごはんくれだのマッサージしろだの外に出せだの遊んでくれだの。 蒸し暑い朝。タオ…

干からびた雑巾

五時五十分起床。ただひたすらに、黙々と、机に向かって、カラカラに干からびた雑巾から無理やり水を絞り出すような気持ちで仕事。それだけの一日だった。

疲れていたのかもしれない

深夜、胃痛と吐き気で目覚めてしまう。といっても、どちらの症状もたいしたことはない。ただ、両方が同時に起きると相乗効果なのか、多少不快度が増すだけだ。目覚めたのも、実は花子に起こされたからであって、痛みや不快感でというわけではないのかもしれ…

堀江敏幸「眼の葡萄酒」

「新潮」6月号掲載。鼻の話から眼の話に飛び、またまた鼻の話に戻る。花の話までからんでくる。自然体で書かれているようだが、実は緻密なのかもしれない。新潮 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含む…

噛まれるより、壁

夜中、二時ごろだったろうか。花子に手を噛まれた。かまってくれと言っているのに起きる気配がないので怒ったのだろう。激痛でいきなり目が覚め、反射的に手を動かしたら、そのまま甲が壁にバツンとぶつかってしまった。噛まれるより、壁のほうがはるかに痛…

高橋源一郎「カフカの『変身』」

「新潮」六月号掲載。『変身』を舞台化しようとする高校生の悪戦苦闘の話かと思いきや、ラストあたりからまったく別の展開になり、長編小説への発展を予感させたままぶっつりと終わる。きっと、弱者をテーマにしたいのだろうなあ。以前からそういう傾向はあ…

ゆっくり目覚める

夜中に何度も猫に起こされるのだから、六時に起床したわけではあるが、夜中の二時ごろから四時間かけて、ゆっくり、ゆっくりと目覚めていくようなものだ。そして、何度もトイレに行く。起こされるたびに猫を撫で、撫で終わるたびに起き上がり、ひとまずトイ…

慌ただし過ぎて

六時起床。早朝から仕事。やるべきことが多すぎてわけがわからなくなってきている。 夕方、喘息の定期検診へ。ちょっと発作が出かかっていた。怖い。

高樹のぶ子「崖」

「新潮」6月号掲載。書き出しがすさまじすぎていきなりノックダウン。時代も地名も人物の造形も何もかもよくわからない。だが引き込まれる。文章の持つ魅力とあやふやな世界観の魅力。ヤバイかもしれない場所に足を踏み入れてしまった時の感覚。新潮 2014年 …

日曜ではあるが

今日も六時三十分起床。あまりさわやかではない曇りがちな空。やや蒸し暑い。掃除を済ませ、十時からマンション管理組合の総会に参加。終了後は共用部分の清掃と草取り。二年ほど前に引っ越してきたお隣さんと挨拶以外ではじめて話した。 冷やし中華で昼食。…

土曜ではあるが

六時三十分起床。さわやかな快晴。午前中はあちこちを念入りに掃除する。午後は引きこもってひたすら仕事。夕方、散歩をかねてスーパーへ。善福寺川でコサギが小魚を捕って食べていた。 戻ってからも仕事。いつまでたっても終わらない。

佐伯一麦「猿の木」

「新潮」6月号掲載。私小説作家が新潟にある古い家屋と古い友人を尋ねる。まだ序盤しか読んでいないが、佐伯さんにしてはリラックスしたムード。新潮 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (10…

ギャグばかりの日

六時起床。体調はかなり回復しているが、これは自分の回復力ということではなく空模様が回復し低気圧が去ったからということなのだろう。晴れた空にかすむ雲。朝の空気は意外に冷たい。 ひたすら仕事。 夕方、外出。後楽園にて打ち合わせ。なんだかギャグば…

体調がよくないので短く書きます

六時起床。爆弾低気圧だろうか。空は雷雨を何度も飽きることなく激しく繰り返している。まだ喘息っぽい。昨日よりかなりマシではあるが、胸のなかのざらつき感がしつこく残る。痰も出やすい。

結婚記念日

六時起床。結婚記念日だが終日仕事。夕方より久々の喘息発作。しんどかったので吸入薬の回数を増やし、アレルギーの薬も増やして早めに寝た。

今日の事件簿

騒々しい猫事件 とっととおでかけ事件 微妙に値上げ事件 さっさと打ち合わせ事件 あの人泣いてないか事件 長いですねえ事件 飲みには行かない事件

金井美恵子「昇天」

「新潮」六月号掲載。創刊110周年記念特大号で、読み切り大特集。 少女から大人の女になる直前の不安定さに、さまざまな不安や背伸びが入り交じる。新潮 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ …

汗と資料

六時起床。午前中は事務処理。午後は得意先とランチをしてから打ち合わせ。汗ばむ。その足で新宿の紀伊國屋に向かって資料探し。十六時、帰社/帰宅。 夕方はひたすら得意先から借りた資料のコピー取り。一時間もかかってしまった。

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(51)

「群像」2013年6月号掲載。副題は〈「母の時代」から「父の時代」へ、そしてさらなる飛躍〉。母系社会から父系社会への転換。群像 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (6件) を見る大澤真幸…

バランスの悪い休日

六時四十分起床。早朝から猫が大騒ぎ。花子は四時から一時間鳴きっぱなし、五時からは麦次郎がうんこが出ないと騒ぎ出し、トイレで気張り過ぎてゲロが出た。 掃除を済ませ、午前中はカミサンと散歩がてら近所の小学校で開催されているバザーへ。伝説の焼き菓…

角田光代「神さまに会いに行く」

「新潮」6月号掲載。憎みきれないろくでなし、ですね。新潮 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (10件) を見る憎みきれないろくでなし/俺とお前 [EPレコード 7inch]アーティスト: 沢田研二出…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(62)

「群像」6月号掲載。イスラムの奴隷制度について。なぜイスラムは奴隷を教育し国の中枢をまかせようとしたのか。部族社会ゆえに生み出された特殊な社会システム。先日のナイジェリアの誘拐事件の理由も、このシステムに少しだけつながっているような気がする…

二度見ない夢

六時三十分に目覚めるも、油断して七時まで寝てしまう。だが特に予定はないので慌てない。ドウブツたちの世話をするくらいだ。惜しいのは、この三十分のあいだに見た夢が奇想天外の極地であったということ。あまりに支離滅裂で小学中学の同級生のグラジとヤ…

吾妻ひでお『アル中病棟』『失踪日記』

何度読んでもおもしろい。『美味しんぼ』のようにストレートに問題提起をするマンガも大切だとは思うが、個人的には淡々と日常を描きつつ、その背後に問題提起を隠すような作品のほうが好きだ。失踪日記2 アル中病棟作者: 吾妻ひでお出版社/メーカー: イース…

もどかしい/もつれこむ

六時、起床するが上半身を起こした状態で五分間も朦朧としてしまった。最近、どうも寝起きが悪い。まあ、原因ははっきりしているのだが。花子よ、熟睡させてくれ。 某案件の資料をチェックしたら今日の予定が終わってしまった。新規の依頼はいくつもあるのだ…

「週刊モーニング」

「しばたベーカリー」まさかの展開。 「グラゼニ」どうなるのかと不安だった米国大リーグ編、だんだんおもしろくなってきた。 「GIANT KILLING」これからだな。しばたベーカリー(3) (モーニング KC)作者: 鵜飼りん出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/20…

仕事しかしてないのであまり書くことがない

六時、起床するも頭が朦朧とし、体もだるくてまた寝てしまう。十五分後、しゃっきりと起床。外は雨が降っている。 黙々と仕事。某案件の企画書づくりに没頭する。先の見えにくい提案ではあるが、なんとかなるだろう。

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(6)

どんどんミステリーになってきている…。群像 2014年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (6件) を見る奥泉光の作品はこちら。最新作は『東京自叙伝』。

冗談ばかり

二時、花子に起こされる。退屈なのと、のどが渇いたのと、お腹が空いたのと。理由はそんなところだろう。髪をしつこくなめてきたり、枕元をうろついたり、にゃーとなりたり、二の腕あたりを噛んだり。一時間近く眠れず。五時にも起こされた。寝た気がしない…