五時四十分起床。肌寒い朝。十月中旬はこんなに冷え込むものだったか、と記憶を辿り、記憶ではなく今の感覚のほうを訝ってしまう。身支度の動作がつい緩慢になるが、真夏の朝の緩慢さとはまるで違う。溶ける重さと強ばる重さの違い、という表現がしっくりく…
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