わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

恥夢

 夢をたくさん見たが、さっぱり覚えていない。そのうちのひとつだけ、おぼろげながら記憶がある。自分は中学生で、女子が出てきた。誰だったかはよくわからない。知らないひと、実在しないひとかもしれない。初恋のような照れくささだけは覚えている。
 六時三十分起床。荻窪駅まで散歩。朝から陽射しは強く、女性はみな日傘を指している。あいかわらずノースリーブが多い。男性はみなクールビズか。いやクールビズというよりは、ただのノーネクタイ。
 筆記具メーカーリーフレット、某大学パンフレット、某ビルのレストラン街のチラシなど。十八時、大学パンフの件で、小石川のL社にて打ち合わせ。二十時過ぎ、帰宅。
 
 堀江敏幸「傾斜面」。うーん、おもしろいけどよくわからん。魅力の由来が。
 野坂『東京小説』。俗とずる賢さ、そして欲。こんなもの、美しく描写する必要なんてないんだよなあ。だから野坂の文体は成立する。そして、あとから文体に隠された美が、行間あたりからホワホワと出てくる。