わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

上と下、浪費と侵食

 久しぶりに二日酔いである。明け方から七時くらいまでの間、十回以上嘔吐した。三回目くらいから何もでてこない。ただ、さらりとした水、体液なのかアルコールなのか胃にとどまった水なのかよくわからないが、そればかりがでる。吐くたびに水洗トイレのレバーを引くので、水道代がもったいない、おれは浪費家だ、などと考えていたが、よくよく思うに浪費したのは水よりも酒で、さらに言えば帰宅のために乗ったタクシー代だ。
 ひととおり吐き終ると吐き気、むかつきはすっかり消えた。重たい、二日酔い特有の気怠い頭痛がじんわりと頭をしめつける。「ためしてガッテン」のホームページを見たら、二日酔いのときは脳がむくんでしまうそうだが、そのせいなのだろうか。CTスキャンしてみたい。が、二日酔いなのでCTスキャンを、と言ってすぐに対応してくれる医者などいるはずもない。
 怠いので一日寝て過ごした。夕方あたりからは頻繁に下痢。こちらも形がない。水のようだ。茶色い液体が、あらかじめ便器に溜まっていた透明な水と混じり、その透明さをなぶるように侵食していくさまがおもしろくて、ついつい流さずじっと観察してしまう。
 
 読書はできず。すこし後悔。