わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

蝉を投げる。

 七時起床。暑いが、雲は厚い。
 午前中は小石川で打ち合わせ。桜並木で、しゃがみ込んでいる親子を見かけた。ランニングを着た子どもは虫かごを持っている。もう夏の虫が採れるのだろうか、と思いつつ横目でその親子を眺め、彼らの横を通りすぎた。その瞬間だ。子どもが手から何かを投げた。うわ、と思いわずかに身をかわす。投げたのは、生きている蝉だった。蝉は大きなカーブを描きながら、湿気の高い風にわずかにゆれる桜の葉の茂みの中に消えていった。今年、はじめて蝉を見た。
 バテ気味だ。おまけに背中のコリがひどい。風邪で寝込んで、まだ体調が戻っていないのかもしれない。
 夜、ドラマ「下北サンデーズ」を観る。演劇をテーマにすると『ガラスの仮面』のようなストーリーになりがち。『昴』がちょっとそんな感じだった。本作も同様なのだが、堤作品なのでガラかめな雰囲気を微塵も感じない。演技の勉強より、貧乏な青春がテーマだからかな。