わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

マイ現金袋が必要じゃないか

 朝の日課となっていた窓の結露拭きが日に日にラクになってきているということは、日の出前の部屋の内外の温度差がさほどなくなってきたからに違いない。ならば、春とはこの温度差、つまり明け方の冷え込みのやわらぎの中に潜んでいるのか。少しずつ太陽が光を漏らすその直前の闇の中に漂う梅や沈丁花の香りの中に春が紛れ込んでいる。そんな夢想をしてみる。春にはカタチなどなくおそらくはニンゲンが勝手に決めた概念でしかないというに、こんなときには妙にリアルな想像力が働く。視覚ではない。イメージは獏としているが、なにやら幸福な感覚に包まれている。こういった想像ができることが、ニンゲンである証なのかもしれない。
 いや、おそらく多くのドウブツたちは、太陽が光を漏らすその直前の闇の中に漂う梅や沈丁花の香りの中に春が紛れ込んでいることを知っているのだろう。ぼくたちよりも、よく知っている。
 七時起床。さっさと某インテリアメーカーの案件を納品してから事務処理のため銀行へ。みずほ銀行、ATMにお金を入れる封筒を設置するのをやめたようだ。不便きわまりないが、おそらくはエコのため、スーパーがレジ袋の配布を有料にし、マイバッグを推奨するのとおなじだろう。ならばマイ現金封筒が必要じゃないか。ちゃんとアナウンスしてほしい。
 午後からは某金融会社の案件を黙々と。あっという間に夜が来た。