七時三十分起床。晴れ。薫風たなびく青空。
猫たちを残し、カミサンと外出。吉祥寺でランチ用のパンを調達してから深大寺へ。芋洗いというほどではないが、ひとであふれ返っている。神代植物園に入園し、パンをかじってからしばし百花繚乱状態を満喫。いや、実際は植えられ整備された花々よりも雑木林や雑草ばかり観ていたような気がする。林の地面に堆積した枯葉や木っ端、花びらがふわりとしたじゅうたんのようで心地よい。猫の金玉袋みたいに細かな毛が生えたカラタネオガタマのつぼみ。三十年前のロボットもののアニメに出てきそうな形状の、ヤマボウシのつぼみ。セスナ機のプロペラみたいなオオモミジの花(なのか、実なのか)。ひさしぶりにみた、群生するへびいちご。暴力的な趣すらある、2メートル近くまで伸びたタケノコ。やわらかに種を散らすタンポポ。忙しそうに飛び回るモンキチョウ。忙しそうに動き回るアリ。忙しそうに花の蜜を集めるハチの類い。ギーギー鳴きながら忙しそうに木の上をうろつくコゲラ、コゲラ、コゲラ。
つづいて深大寺、お寺のほうへ。こちらも芋洗い。先日夢に出た多聞天、別名毘沙門天を見つけてお参り。本堂のほうもお参り。ナンジャモンジャの木の、白髪ネギのポンポンみたいな形状の不思議な花を観賞。訪れるひと、みなその変な名前と変な花に釘付けだった。
ふたたび吉祥寺へ。数年ぶりに入った「ユニクロ」でTシャツ、西友の「無印良品」で雑貨など購入してから帰宅。
夜はバタンキュー。死語だが、まさにこの表現がふさわしい。