2007-08-18 伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』 読書日記 よく知る知人の病など、描かれる生きる苦しみの範囲はどんどん広がってゆく。そのなかで、コトバがぎりぎりのところで救いになっているような感覚。とげ抜きの信仰よりも、そのために費やされるコトバ、語り。