北京ダックの名店らしい。今日の食事代は得意先持ちということで、思いきって28,000円のコースを注文。
- 全聚徳特製冷菜の盛り合わせ
- なまこ水掻きと極上フカヒレの姿煮込み
- 生アワビと季節野菜の炒め
- スズキのカダイフ包み揚げ特製ソース
- 北京ダック(野菜盛り合わせ、胡麻パイ添え)
- タラバ蟹とキヌガサ茸の蒸し物
- フカヒレ入りスープ麺
- 宮廷式デザート二種
北京ダックは、最初に最も美味とされる腹の部分の皮にグラニュー糖をかけたものを、そのまま食べることを勧められた。うーん、脂がきつすぎて甘すぎて少々ケモノ臭さも感じてしまい、この食べ方は自分には合わなかった。そのあとは、普通のチャイニーズレストランでは給仕係の方が包んでくれたりするが、ご自由にお楽しみください、ということで自分たちで包んだ。高級料理なのに、手巻き寿司感覚でとても楽しい。
ほかの料理も上品でしっかりした味わい。気に入ったのは、生アワビと季節野菜の炒め。少々早いが、栗とギンナンをいっしょに炒めたもの。フカヒレの姿煮込みは、皿の中がコラーゲン祭りの状態。こんなに大きいフカヒレははじめて!
アラカルトでサソリの素揚げも注文。噛むと妙な弾力があり、甲殻で歯を押し返してくる。味は、たいしたものではない。漢方薬的な価値の方が高いと思う。
店員の教育もすばらしく、堅苦しさも感じられない。中華でゼイタクしたいときはオススメ。