わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

空腹の朝

 空腹気味で就寝すると、翌朝の目覚めが若干よいようだ。六時三十分起床。いつもより機敏に身体を起こすことができた。ここ数週間、布団から抜け出すのがつらかっただけに、今朝の快調さには(それでも若干のつらさは感じたのだが)感動した。
 某不動産会社企画、某IT企業PR誌。夕方、小一時間ほど散歩してみる。今年一番の冷え込みか、風はさほど強くないのに、耳の先が冷え感覚が鈍くなる。路肩には黄色く干からびた桜の葉ばかりが目立つ。すこし視線を上にあげると目に飛び込むのは、一戸建ての垣根などから点々と顔を出す山茶花。その山茶花も、散りはじめている。もう一度路上に視線を戻すと、枯れ葉に紛れて白や桃色の細長い花びらがまぎれこんでいる。時折強めの風が吹くと、重なり合っていた枯れ葉が静かに動く。花びらだけが路上に残り、風に煽られたほかの枯れ葉にふたたび覆われる。