わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

荻窪・西荻イルミネーション

 七時三十分起床。冬晴れの青空。寒さを消し飛ばすような青さ、とでも言おうか。
 午前中は、ただひたすらに年賀状を書きつづける。アドレスはすべてPalm TXで管理しているが、年賀状はぜひお送りして年始の挨拶をしたいのに、住所をデータに残していない方が意外に多いのに気づく。メール中心で仕事が進むと電話することも何かを郵送やバイク便で届けることもほとんどないため、住所を記録しておく必要がない、ということ。ぼくが社会人になりたてだった十数年前には考えられない状態。
 午後から、夕べ仕込んでおいたローストビーフを仕上げる。オーブンは使わず、フライパンで焼いた。詳細別項。
 夕方は義父母宅へ。義弟夫婦と六人で、ささやかなクリスマスパーティ。結局、「ズームインSUPER」のNGビデオ大賞を観ながら爆笑していただけなんだけど。義弟夫婦、日中は浅草寺に行っていたそうだ。イエスの誕生日に浅草参り。ガイジンしかいなかったとのこと。そりゃそうだ。フツーの思考回路のひとなら、仏教関連の場所でデートはしない。ぼくはしちゃうかもしれないけれど。
 帰りは、カミサンと荻窪西荻の一般家庭イルミネーション観察で盛り上がった。この一大イベントをより可憐に演出するために、夜は部屋の中の電気はすべて消すのだそうだ。すごい気合いの入り方だ。脱帽。荻窪で有名なのは、環八沿いの「OKマート」の近所にある一戸建て(1枚目)。●ィズニーランドも顔負けのイルミネーションで、家中を飾り立てている。ウチのご近所でいちばん派手だったのは、意外にもウチのマンションの三階に住むご夫婦だった(3枚目)。東側のベランダと北側の壁一面を豆電球がすっかり覆っている。雪の結晶や青い光でできた滝(?)、Merry Christmasのメッセージなどが不規則に点滅しつづけるさまは、ほとんど商業施設。そういえば、日中は上の階からトカトントントカトントンとトンカチを打ち鳴らす音が響いていた。大宰ならこの音に虚無を感じるだろうが、ウチのマンションの三階の方は、きっと期待に胸をトンカチの音以上に高鳴らせていたのだろう。
 空を見上げれば、満月がうっすらと空を覆う雲に光を滲ませながら、聖夜を明るく照らしている。その横に、定規でさっと線を引いたような飛行機の雲。個人的には、イルミネーションよりもこの空のほうが好きだ。