八時起床。冷え込む朝。少しずつ減っていた窓と玄関ドアの結露の量が数週間前に逆戻りしている。新聞を取りに外まで出ると、昨日の余波のような風が、しかし昨日以上の鋭い冷たさを加えて体に刺さるように吹きすさぶ。風が葉の茂みや高枝を揺らし、高い音を鳴らし、幾重も重ねる。なんじゃこりゃ。寒いという言葉より先に、疑問の独り言が口から飛び出す。
十一時、カミサンと外出。風の勢いがさらに増す中、三鷹へ向かう。が、中央線各駅停車下りが強風の影響で運転を見合わせていたようで、三十分ほど待ちぼうけを食らわされた。
十三時、三鷹公会堂着。毎年楽しみにしている「東西狂言の会」を観る。詳細別項。
終了後、吉祥寺で買い物をしてから帰宅。日が沈むと風の勢いもやや沈んだように思えるが、寒さはいよいよ増してゆく。