わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

就寝前にウンコしたので/サンカクの部分に

 六時五十分、花子が添い寝にやって来るが起床。むっとしたのか、クローゼットに籠もってしまった。昨夜、就寝間際にウンコしたのでさっぱりすっきりしているのか、今朝はあまり文句やわがままを言わない。
 午前中はクイーンズ伊勢丹ユニクロへ。ユニクロ楳図かずおの「まことちゃん」Tシャツが売っていた。グワシデザイン。
 クイーンズへ向かう途中の一戸建ての庭に、道路に覆い被さるように生える八重のしだれ桜が咲いている。ソメイヨシノより強くて芯のある桃色の群れが、一度青空に登り、放物線を描いて下へと垂れる。風に静かに揺れるさまに一瞬目を奪われた。
 午後からは仕事。クライアントからの赤字の修正なのだが、このまま直してホントにいいのか、という個所がちらりほらりと。悩ましい。
 夕食はまたつくった。ポークチョップ。食べながら何気なく観ていた日テレの嵐(ジャニーズの)が司会をする特番、なかなかおもしろかった。学者連中が一度実際にやってみたいということを、嵐とゲストが体を張って検証するという電波少年系ロケ番組。そのひとつとして、藁でつくった船で海を渡れるか、という実験をしていた。できあがった船を見て、諸星大二郎の未完作品「海神記」を思い出した。5世紀ごろの話だろうか。巫女、幼児のわだつみ(海童)が民衆とともに船で旅をし、東方にあるという常世を目指すという話、だったと思う。そうそう、ヒルコの葦船にも似ているような。テレビの船は、たちまち沈んだ。
 食後、リビングで田村隆一を読んでいたら麦次郎があぐらのサンカクの部分にすっぽりと入ってきた。しばらくそのままで読み続ける。猫と田村。なんだかちぐはぐ。

海神記 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 6)

海神記 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 6)

海神記[下] (光文社コミック叢書〈SIGNAL〉 (0007))

海神記[下] (光文社コミック叢書〈SIGNAL〉 (0007))