わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ドラゴンボールごっこ

 世間はゴールデンウィークゆえに浮かれているようだが、ぼくにとってはいつもとおなじ土日だ。天気に恵まれたことはうれしいが、遠出する予定もなし。月曜になれば仕事を進める必要がある。
 七時起床。毎週恒例の中掃除を済ませ、午後から外出。ひとりで阿佐ヶ谷まで歩いてみる。雲ひとつないが遠くで霞む淡い青空は明らかに春のものだというのに陽射しはすでに夏めいていて、若葉の照り返しがまぶしい。風が吹くたびに音を立てながら静かに揺れる葉の上で、星が瞬くように光が蠢く。
 住宅街を適当に歩く。途中、小さな公園でドクターペッパーを飲んで休憩。砂場の横にあった石づくりのベンチの上に、泥団子が七つ置いてあった。七つの球。ドラゴンボールごっこだろうか。

 路肩の草花や庭木を眺めつつ、いい加減に進むうちに、いつの間にか駅前に着いた。神明宮にお参り。境内で骨董市をやっていた。毎月第一土曜日恒例らしい。美術品以外、古いものにはほとんど興味がない(美術品っつっても、買ったりはしないけどさ。美術館で、ため息混じりに眺めるだけだ)ものの、いつの時代のものかわからん玩具だの茶碗だの文具だのカメラだの仏像だの招き猫だの着物だの、見流すぶんには、結構楽しい。
 パールセンターを軽く流してから、歩いて荻窪まで戻る。カルディ・コーヒーファームで素麺、ビーフシチューの素など。OKマートで牛スジ肉、玉葱、ダノンビオ。十六時帰宅。
 夕食はビーフシチューにした。すじ肉を圧力鍋で煮込む。茹でたアスパラガスをトッピングしてみた。旬の演出。

 忌野清志郎、逝去。何度かライブに行ったことがある。数少ない、真のロッカーであり、優れた詩人であった。ご冥福をお祈りいたします。