訴え／花交替 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　六時起床。いや、五時半くらいには目が覚めていたはずだ。枕元をうろつく花子に何か長々と言っていたような気がするが、内容はまるで覚えていない。ドア越しに騒ぐ麦次郎にも何か言ったような記憶があるが、これまたディテールは思い出せない。いずれも、実際に口にしていたのではなく、夢だったのかもしれない。近ごろは猫たちが夜に寝てくれない。頼むから寝てくれ、と何度も何度も訴えていただけかもしれない。
　雨はやんだが外は五月にしては妙なほど冷え冷えとしている。陽は差さない。外ではジャスミンが枯れ、季節の白い花はドクダミにバトンタッチしていたが、この冷たい空模様は、ドクダミの地味ながら可憐な花にはまるで似合わない。
　日曜だが、仕事。某教育機関パンフレットなど。夕方にはある程度の目処が立ったのでいったん終了し、シャツにアイロンをあてた。
　急に気温が下がったからだろうか、カミサンが鼻炎でダウンしてしまったので、夕食はつくった。いつもの野菜すり下ろしカレーをチキンで。新玉葱を使ったので、いつもよりしゃっきりした仕上がりになったような気がする。