昨夜は大きな余震に思わず身構えたが、猫たちはまったく動じていなかった。ところがあとになって思い出すように何かを感じたのか、四時、麦次郎が雄叫びを上げていた。花子は少しだけ騒いだが、
さほどのことではない。ところが気づくと、枕元でくるりと丸まって寝ていた。目覚まし時計が六時を告げると、ぼくが目覚めるや否や、すぐに飛び起きた。眠っていたのは体勢だけで意識は起きていたのだろう。目も開けていたのではないか。確かめることはできないが。
麦次郎、皮下輸液150cc。つづいて掃除。
九時過ぎ、外出。後楽園方面へ。播磨坂の桜は満開。すでに幾分か散りはじめている。花曇りのもと、道全体が淡いピンクにぼんやりと輝いていた。桜のことは話題にすることなく、打ち合わせをたてつづけに二件。
帰りがけに購入した神戸屋のパンで遅い昼食。十五時ごろ、仕事再開。某IT企業企画。ようやく何かがつかめたような気がするがまだ形にはできなさそう、もう少し時間が必要か、というところで本日の業務終了。
毎年、桜の時期はアレルギー性鼻炎に悩まされる。この季節は杉花粉の終わりかけで檜の花粉がはじまり、桜の花粉というのもある。検査をしたが、何が原因かはわからなかった。今日はティッシュを数十枚使った。紙不足になったら、と考えるとぞっとする。まあ、大丈夫だろうが。
夕食はクイーンズ伊勢丹で売っていたくじらの刺身を食べた。シー・シェパードの人に襲われないように気をつけなければ。