第七章、物語のパターンというものをカゲキに否定している、と思ったら、その後につづいているのはスタンダードな物語だったりする……。まあ、さすがに父殺しじゃないんだけど。
主人公と祖母の思い出を、「祖母の入浴」という習慣から語っている。そして、そこに挿入されたある郵便局員のファンタジー。本作のなかでは、珍しく心温まる話。まあ、若干ねじくれてはいるのだけれど。
- 作者: ゲルハルトケップフ,Gerhard Kopf,園田みどり
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1993/07
- メディア: 単行本
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