五時五十分起床。涼しい朝、と思っていたら身支度しているうちにどんどん汗が噴き出してきた。しかし、真夏の汗ではない。とめどなく流れ出るのではなく、身体が暑さに過剰に反応して、身体の奥から無理やり絞り出している。そんな汗。
麦次郎、皮下輸液170cc。終了後、ややハイテンション気味。
仕事。こちらもハイテンション。
午後は作業している時間よりも、デザイナーからのアップを待つ時間のほうが長くなってしまった。空き時間を有効活用して、溜まりに溜まった資料を整理。いくつかを得意先に郵送で返却した。
夕方、散歩へ。時折吹く風が秋めいているように感じられるが、その感覚は決して長くつづかない。ジージーやらミンミンやらツクツクホウシやらにかき消されてしまう。もっともそれは日が落ちる前の話だ。闇が広がりはじめると、草むらの影から秋の音が静かに、しかし甲高く響きはじめる。リーリーリー。
夜、雨が降りはじめた。リーリーリーが、サーーーーー……という途切れ目のない音に入れ替わる。