愛猫、奇蹟の恢復 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　花子、昨夜はステロイド注射が効いたようで、しっかり意識があった。寝る直前になって急にもよおしたようで、ケージの中でトイレの外にウンコしてしまった。だが、これは粗相ではなく意識的にやっているのだから問題ない。眠っている間に意識がなくなって徘徊し、わけのわからない場所に挟まってしまったりからまってしまったりしたら困るので、夜はずっとケージに入っていてもらった。
　五時、花子に起こされる。ごはんちょーだい、と言っている。昨日はまったくなかった食欲がしっかり戻っている。意識も足取りもしっかりしている。いつもとほぼ変わらない。ひとまず安心。昨日、病院でいただいた「退院サポート」という名前のカンヅメを与える。ケージの中に置いた小型のトイレにおしっこを二回していた。
　六時、きちんと起床。ブラシングもよろこんで受けていた。身支度をしている間も特に変わった様子はなし。
　八時、仕事をはじめる。いつものように、眠ったり起きたりを繰り返し、起きるたびににゃんにゃん騒いで家中をウロウロ。少し徘徊チックな動き方ではあるが、しっかり意識はある。
　十時過ぎ、ニセコタツの中で寝ているうちに、おしっこを失禁してしまう。どうやらまだ下半身が完全ではないようだ。後ろ足の腿のあたりがおしっこくさい。
　十一時、おしっこを清めるためのペット用ドライシャンプーと昼食を買いに外出。無添加・天然系素材でスプレー式のものを買ってみた。帰宅後、さっそく試してみる。ニオイは若干残るが、いい感じ。花子、結局今日は三回ほど失禁してしまった。しかし、夕方はしっかりとトイレでおしっこしている。明日はどうなるだろう。
　仕事がちょっと遅れ気味。焦りながら作業。集中できたのか、なんとか予定通りこなすことができた。
　夜、昨日獣医からいただいた注射を行う。初めての注射。意外にあっさり打たせてくれた。もっとブチ切れると思ったのに。打った後も特に機嫌悪くなったりもしない。打ち場所や打ち方が悪くて容体が変わるということもない。またまた安心。今日は一日中、焦って安心して、の繰り返しだった気がする。