「薔薇のタンゴ」。タンゴがうまくてケンカが強いアニキは、実は詩人だった。それだけの内容なのだが、やはり饒舌。内容の他愛のなさに、逆に言葉という表現形式の豊饒さや可能性の広さを感じてしまう、というのは、過大評価なのだろうか。
「両性具有者(たち)」。まだ半分も読んでいないが…不思議な内容。漢方の案件を受けた時に漢方関連の書籍を読みあさったのだが、「半陰陽」というのがあって、これが両性具有に相当するらしい。自分が気づかないだけで両性具有は数百万人に一人程度いるという情報もどこかで読んだ気がするのだが…。ま、そんな事実は本作にはまったく関係ないのだけれど。

恋人たち/降誕祭の夜 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)
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砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)
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