わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

熊野純彦「美と倫理のはざまで カントの世界像をめぐって(4)」

「群像」2016年2月号掲載。反省的判断力と第三批判の課題、美と自然と目的をつなぐもの。断片的に読みすすめたから全体的な理解が今ひとつできてないんだよなあ。

 規則や原理や法則といった規定的なものに対する判断力が普遍的判断力。一方、反省的判断力とは特殊なものだけに与えられていて、特殊であるが故に判断力が普遍的なものを見出す(というか、そこに到達するって感じ?)の場合は、反省的判断力となる。こっちが理性の領域であり、自由の根拠というか源になるべきものだよね。前者は自然とか美の領域。とういことだと思うのだけれど。

 

群像 2016年 02 月号 [雑誌]

群像 2016年 02 月号 [雑誌]

 

 

 

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

 
判断力批判 下 (岩波文庫 青 625-8)

判断力批判 下 (岩波文庫 青 625-8)

 

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