2016-07-11 古井由吉「孤帆一片」 読書日記 日本文学 小説 語り手の記憶は戦後まもないころの中年男たちの会話の偽記憶へ。その曖昧さが身体の曖昧さへと流れ、入院中のまどろみとうめきの(偽ではない)記憶、そしてさらに曖昧な体験として斎場へ行く道を迷いに迷った(偽でははない)記憶へ…。 表題は李白の漢詩の一節らしい。 新潮 2016年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/07/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 古井由吉の作品はこちら。