わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

暖雪、ミシマ

 五時四十分起床。雪。軽く舞う可憐な雪ではなく、三月らしい重く湿った雪。『美味しんぼ』で、モナカの皮の中にブドウ(マスカットだったような。リキュール漬けだったか、シロップ漬けだったか、生のままだったか)をさっと挟んでその場ですぐ食べる、作り置きのできない菓子が出てきたことがあるが、確か名前が「暖雪」、暖かな雪、だった気がする。まさしく、今日のような春の雪だ。そして、春の雪といえば三島由紀夫の「豊饒の海」の第一部を思い出す。

 

▼どの巻に載っているかは忘れた。高校生・大学生の頃は何巻にどんな話があるかを全部覚えてたんだけどね。われながら呆れるw

▼大学生の頃に読んだなあ…。

春の雪 [DVD]

春の雪 [DVD]

  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: DVD
 

 

 

 仕事は基本的に休み。最低限の事務処理と資料などの整理だけをした。午前中は掃除に精を出し、午後からは雪の降り具合を気にしつつ、昼寝したり、本を読んだり、Amazonプライムで「スター・トレックピカード」を観たり。「ピカード」は残り3話をすべて観てしまった。人物描写も世界観の描写もすばらしい。

 夜、「日曜美術館」。本編は再放送だった。アートシーンのコーナーは落語家が岡山の美術館を旅する特別編。磯崎新が本館を設計し、荒川修作とマドリン・ギンズ(ギンズのほうは残念ながら知らなかった)がつくった「太陽の部屋」という大きなアート建築がおなじ敷地内に設置されている「奈義町現代美術館」がとても面白かった。ほかにも、「大地」と「月」をテーマにした作品がある。自然との一体感を施設全体のコンセプトにした展開は、その場に行ってみなければ本当の魅力がわからないのだろうなあ。

www.town.nagi.okayama.jp

f:id:catkicker001:20200329232901p:plain