わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

葵、三歳。

 六時起床。今日は愛猫・葵の三歳の誕生日。ぼくの誕生日とは一日違いだ。妻が、購入しておいた新しいおもちゃを下ろしてあげた。ま、いつも遊んでいるものだから、特に変わった様子は見せなかったのだが。昨夜、もうひとつの誕生日プレゼントに、と猫タワーを楽天で注文。こちらは次の週末に来る。

 掃除、買い出し。西荻窪のフレンチの老舗「こけし屋」でケーキ。「そーせーじ」でパン。コープで野菜など。

 午後は読書。熊野純彦『西洋哲学史 古代から中世へ』をダラダラと読んで過ごした。ソフィストソクラテスソクラテスの否定的弁証法。そして「無知の知」に対する誤解。これ、知らなかったなあ。

 

ソクラテスは「知らないと思っている」と語ったのであって、「知らないことを知っている」といったのではない。プラトンもまたそうつたえてはいない。
ソクラテスは知者ではない。あくまで「知を愛し、もとめるもの」(フィロ・ソフォス)。ソクラテスソフィストではない。だから、ソフォス(知者)でもない。フィロソフォス(哲学者)なのである。

  

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

  • 作者:熊野 純彦
  • 発売日: 2006/04/20
  • メディア: 新書
 

 

 夕方、ケーキをいただく。懐かしくて安定した保守的な味。葵には、ケーキのまわりを包んでいたセロハンにくっついていたクリームをすこしなめさせてあげた。

 その後、ウォーキングへ。夕食用に、ます寿司、まぐろとネギトロの海苔巻き、オクラと山芋とわかめのサラダを購入。ぜんぶおいしかった。食べながら「日曜美術館」の再放送。西洋美術傑作選の三回目。マネ、ルノワールゴッホムンクピカソ。マネの「草上の昼食」、ぼくはこっそり「全裸遠足」と読んでいる。ルノワール、好きな絵なのだが、にぎやかなのに暗いのがいつも気になる。ゴッホの「ひまわり」は清志郎さんと棟方志功のコメント映像が流れていた。清志郎、純粋な感じだったなあ。棟方志功は…いつも偉大さと純朴さに圧倒されるのだが、一方で、あのキャラクターをぜひ中川家の礼二にマネしてもらいたいと思ってしまうのは不謹慎だろうか。ムンク「叫び」、実はあまり好きではない。描かれた人物を、ぼくはこっそり「ウンコ人間」と呼んでいる。そしてゲルニカ。説明不要。

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