五時四十分起床。憲法記念日。新聞では憲法の抱える問題点などを論じている。
午後、妻と丸の内へ。KITTE丸の内で開催されているインターメディアテク開館十周年記念特別展示『極楽鳥』を鑑賞。剥製や図鑑の複製画、そして十九世紀から二十世紀前半にかけての鳥をモチーフにしたジュエリーが並ぶ。中でも面白かったのがフウチョウ。飛ぶ時に使う羽根の他に、大晦日の大御所歌手のような飾り羽根がワサッと生えていて、非常にユニーク。だが飾り用として乱獲された過去があるようだ。他の常設展も数年ぶりに見た。ここのウリでもある骨格標本は何度見てもおもしろい。丸太くらいある鯨の肋骨と、シャーペンの芯くらいのネズミの肋骨。同じ哺乳類なんだよね。戦後まもないころから80年代くらいまでのタウン誌の歴史をまとめた展示もあり、これも面白かった。猥雑だがアイデアに満ちた表紙のイラストは時代を超えた価値がある。一時間程度でここを出て、ポーラミュージアムアネックスと松屋に行くつもりだったのだが、結局ここだけで三時間くらい見てしまったので、他は次回に回すことにして大人しく帰宅した。
KITTEのインターメディアテク特別展示「極楽鳥」見てきました。剥製とジュエリーと図版、見応えありあり。写真は撮り放題だし、立派な図録が無料だし、常設も面白すぎて、あっという間に時間が経って銀座でお買い物の予定がすっ飛びました。博物館って楽しいなぁ。あ、入場料も無料です、すごい。 pic.twitter.com/CtBGWnBXcL
— 梶原美穂😸個展Nyamuletありがとうございました (@kajiyon) May 3, 2023
読書は、保坂和志「鉄の胡蝶は夢の記憶に歳月に彫るか(57)」(「群像」2023年5月号掲載)を少しだけ。