五時四十分起床。目覚めるや否や、なんだか今日はトイレが近い、と感じた。本当にその通りで、ほぼ一時間に一回、ひどいときには三十分に一回、トイレに行っている。だが膀胱炎ではなさそうだ。
仕事。
午後、葵が軽い血尿。少し慌てたが本猫はいたって元気、むしろ機嫌がいいくらいな野で今日は様子を見ることにした。最近増えている咳の症状が気になるので、明日、妻が病院に連れて行くことになった。
夕食はサバを食べた。
保坂和志「鉄の胡蝶は記憶を夢は歳月は彫るか(75)」(「群像」2024年11月号)。樫村晴香が書いたフェミニズムについての記述がすさまじい。また引きになるが、引用。
それ(=フェミニズムのこと。引用者注)はひとことでいえば、人間の存在を、その価値や意味や未来によって決定するのではなく、その無価値さや無意味さを含めた現在的存在において、まるごと肯定ないし受容しようとするものといえよう。
ただ、そこにいる。それだけを受け入れる。すべての人間が、すべての人間に対してこれができれば、争いは一切なくなるのだろうが、保坂さんはそんなことを言いたいわけではないし、樫村晴香もおなじだとは思う。
樫村晴香、何度か読んだが内容はもちろんのこと、文章自体が難解なんだよなあ…。