わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン」(24)

ついにジョジョ第七部、完結。大団円だ。ただ、気になったのはラストの少し前のシーンでルーシーが意味深な表情を浮かべていたこと…。STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24 (ジャンプコミックス)作者: 荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011…

虫の日

虫歯の日なので、というわけではないが、六時四分に起床した。 虫歯の日ではなく「虫歯予防の日」が正式名称らしい。だが、これは毎年思うことだが、虫歯の日である前に、まず虫の日であるべきだ。夏に向けて気温が少しずつ、しかし確実に上昇し、少し歩けば…

田中慎弥「燃える家」(8)

「群像」六月号掲載。詩を書こうとして書けなかった徹、書こうともしないことで何かを変えようとしている、あるいは何も変えようとしていない、そのどちらなのかよくわからない、だが状況を限界まで楽しもうとする捻くれた考えを持つ徹の友人である相沢との…

初夏の陽射しと鼻の穴

五時四十五分起床。慌ただしい。布団から抜け出すことすら、服を着替えることすら、せわしなくなる。急げ、無駄をなくせ、と思えば思うほど、動きは確かに素早くはなるが、手順が大きく抜け落ちたり物を落としたり、果てには机の角にぶつかったりと、明らか…

週刊モーニング

「ReMember」、えぇ〜? もどっちゃうのぉ?ReMember(1) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/23メディア: コミック クリック: 17回この商品を含むブログ (29件) を見るReMember(2) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メー…

期して待つ

五時三十分、花子に起こされる。いつもなら三時から四時にゴハンをねだられるのだが、今日は遅い。いや、ぼくが熟睡しすぎて気づかなかっただけかもしれない。雨。 早朝から一本企画書を仕上げ、掃除と麦次郎の皮下輸液を済ませてから雨のなか、銀行へ。帰っ…

古井由吉「枯木の林」

ゆるやかな加齢。あらゆるものが変化している。だが、変化する前に戻ろうと躍起になるものも一部には存在している。だが、そんなものとも距離を置きながら、ただ静かに、自然にだけ目を向け、先にある死をぼんやりと感じながら生きる…。群像 2011年 06月号 […

名字なしジャガイモ

五時五十五分起床。梅雨冷えというやつだろうか。陽の昇らぬうちに何度も目覚めては、久々に感じる肌寒さに身を縮め、とうとう根をあげて毛布を一枚、押し入れから出した。前日より一枚多くかぶった状態で、雨は降っているのかと神経を研ぎ澄ませてみるが、…