2006-01-03 筒井康隆『脱走と追跡のサンバ』 読書日記 感じつづけている異和感の原因が、「情報」ではなく「時間」にあるのではないかと考えはじめる主人公。「脱出」を描くには、閉塞化された世界を描く必要がある。その世界の描き方が、とても変。だけどうまい。リフレインによるエンドレス感の演出とか。