わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

脅すな。

 昨日は気温が二十度くらいまで上がったようだ。念のため、と着ていったコートを抱えているのが煩わしくてならない。そこに、得意先から大量に資料を渡された。パンフレット数十冊。バッグにはとても入り切らない。つねに携帯している綿のエコバッグにこれを入れた。紙はまとめると重くなる。当然のことだが、それが身をもって理解できる。そこにこの暖かさ、もとい暑さ、そしてさらにただの荷物になったコートがそこに加わる。じんわりとにじむ汗が、暑さのせいなのか重さのせいなのかがわからなくなる。おそらくは両方が原因なのだろう。汗を拭こうにも、両手ともふさがっていてままならない。おでこや鼻の頭に湿り気を感じたまま帰宅した。
 前日がこのようなありさまであったから、天気予報の「前日に比べ十二度も気温が下がるでしょう」というコメントが、脅し文句に聞こえて仕方ない。防寒対策、カンペキにしないとカゼひくぞ。そう警告されているようだ。夕べは心して眠り、明け方の冷えに備えようとした。ところが、たいして寒くない。雨が降っているが、空気も身体もじわりと冷やす冬の雨ではなく、どこか間の抜けた、寒さと暖かさが入り混じった。いや寒さが暖かさに押され、負け、退散しようとしているような、そんな曖昧さのある雨だった。暑くはないが、寒くもない。脅されたことが釈然としない、そう感じてしまうくらいの温度でしかないのだ。起床後、新聞を取りに行くついでにマンションの外へ出て深呼吸した。いつもなら冷たい空気が気管や肺をキンと冷やすのだが、今日はダラリと湿った空気が塊になってボッテリと入り込んできたような感覚である。深呼吸は最高の目覚ましだと思っていたが、それは季節によるものらしい。
 十時、霞ヶ関の某ITベンダーにて打ち合わせ。西友に寄って電球を買ってから帰宅/帰社。午後からは仕事。某住宅メーカーWeb サイトなど。十六時三十分、カイロプラクティック。帰宅後、また作業。ちらりと食事休みをしてから、また仕事。
 カミサンが風邪を引いたようだ。洟が止まらず、微熱もあるという。今年の風邪は長距離選手が多いようだ。カミサン、治ったと思ったらまた引いた、と繰り返しているが、実は引きっぱなしなのかもしれない。
 読書はせず。これから読もうかな。