わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

期待外れと断念と

 八時起床。曇り。身支度を済ませ、九時からNHK教育の「新日曜美術館」を観る。ルソーの特集。ヤバイ。今日は世田谷美術館のルソー展に行く予定。この番組を観たひとがどっさり来てしまう。
 掃除を済ませ、気合いを入れるという意味で(疲れてたのかな? 実は気が向かなかったのかな? 人ごみに負けないようにしようと思ったのかな? なぜそうしたのか、よくわからないのだが)、Lee Morgan「The Sidewinder」を聴いてバップノリノリ状態になってから外出する。が、あまり意味なかったなあ。

The Sidewinder

The Sidewinder

 自宅から荻窪駅へ向かう途中、あるマンションの前に段ボールがみっつほど置いてあった。中には小説やエッセイ、漫画、そして子どものおもちゃがどっさりと入っている。そして「ご自由にお持ち帰りください」の一言。このあたりでは、不要になったものはこうしてご近所に配ってしまうのが一般的になっている。「ガラスの仮面」「キャンディキャンディ」「時をかける少女」など、懐かしくて涙が出てきそうなものもたくさんあった。結局、ぼくは山室静ギリシャ神話 付北欧神話』、ヘミングウェイ大久保康雄約『ヘミングウェイ短編集(一)』をいただいた。カミサンもなにかもらっていったみたい。
ギリシャ神話―付・北欧神話 (現代教養文庫)

ギリシャ神話―付・北欧神話 (現代教養文庫)

ヘミングウェイ短編集 (1) (新潮文庫)

ヘミングウェイ短編集 (1) (新潮文庫)

 小田急線の千歳船橋駅へ。バスに乗り、世田谷美術館に到着。館内にあるレストランがなかなかいいという評判を聞いていたのでまずは食事を済ませてから、と思ったが、1時間待ちだというので断念する。ディズニーランドか、ここは。悪態のひとつもつきたくなったが、大人しく展示のほうへ。しかし、これがまた今ひとつの内容だったのでショック。詳細は別項目にて。
 帰りは千歳船橋駅まで歩くことに。途中においしそうな店があれば入ろうという魂胆。曇り空だが気温は高めで、すこし歩くとすぐに汗ばむ。だが決して心地よいわけではない。環八の交通量の多さ、言い換えれば排気ガスと騒音にすっかりまいってしまった。いらついたまま駅についてしまい、結局駅前の「フレッシュネスバーガー」で手軽に済ませてしまったが、ハンバーガーが出てくるのが遅く(ふつうのレストラン並みに待たされた)、またイライラしてしまう。じつは、この近辺は以前引越ししてみようかと考えていた候補地なのだが、しなくてよかったなあと痛感。どうも相性が悪いようだ。いや、それとも今日一日、計画性があるようでない動き方をしたからつまらなかっただけか。それにしても、なぜか荻窪近辺より以上に多く感じられる環八の交通量にはまいってしまう。
 下北で井の頭線に乗り換え、吉祥寺で猫缶、カミサンの画材などを買ってから帰宅。吉祥寺で口直しのお茶をしようと思ったが、これまたどこに行っても異様な混み具合で断念する。夕食用に、西荻の惣菜カフェ「KIKU」のサラダを買った。帰る道々、猛烈な胃痛に襲われる。帰宅後は胃薬を飲んで二時間ほど横になった。