わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

中秋の名月に劣らぬ美しさではないか

 気づけば花子め、ぼくの胸の上でアンモナイトのように体を丸めて寝ている。胸の上にアンモナイト。こりゃ夢見が悪そうだ。実際妙な夢だった気がするが、思い出せない。八時起床。
 午前中は掃除。窓と玄関ドアを覆い尽くす、ものすごい量の結露に辟易。
 午後よりカミサンと外出。上野の森美術館で「レオナール・フジタ展」を観る。詳細別項。終了後、北風が吹く中、さみいさみいと言いながら徒歩でアメ横を抜けて御徒町へ移動。カミサンの「石なまけ」の材料用の水晶だのなんだのを仕入れる。
 六時過ぎ、荻窪着。
 東の野にかぎろひの立つみえてかえりみすれば月かたぶきぬ。月は東に日は西に。月がとっても青いから。月が出た出た月が出た。月に代わってお仕置きよ。おっと、最後のは歌ではないか。見上げれば、月が丸い。まあるいまあるいまんまるいおぼんのような月が。月を愛でるのは秋と決まっているようだが、北風の音が聞こえる中、凜と冷えた墨色の空にシャンパンゴールドの光輪を拡げる冬の月は中秋の名月に劣らぬ美しさではないか。なぜ積極的に歌われないのかと思ったが、寒いからじっと見ていられないからだとすぐに思い至り、合点がいった。
 夜は「ナポリの窯」のピザを食べながら、録画しておいた「HERO 特別編」を観る。なるほど、このつづきが映画になったってわけだな。この作品でキムタクを見直した。キムタクの魅力を存分に引き出せるハマリ役を開発したスタッフがスゴいのかもしれないが。綾瀬はるかも出演していた。もう少しハジけてほしかったな。
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