わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

クリスマス・バブル

 明け方に騒ぐのが半ば習慣化している花子だが、昨夜はどういうわけか寝入りっぱなに騒ぎはじめた。これまでにないパターン。ま、寝不足になるのは結局一緒なのだが。六時起床。
 クリスマスイブだが子どものいないわが家では大イベントとはならず、今日もいつも通り淡々とした平日。ふたりとも仕事に専念する。
 午後、カミサンと軽く散歩。昨年のクリスマスとどこが違うのかと言われれば困ってしまうのだが、どこかが違っている、と感じる。ただ、その違った感じを間違っても不景気だのデフレだのによるモノだなどと言いたくない。すれ違う人たちの顔には小さく薄くではあるが笑顔のようなものが浮かんでいるし、心なしか足取りも軽い。恋人のいない若者も、沈んでいるようだが実はわずかに浮いている。バブル期は、この浮いた感じがある種の狂気の域に達していたのだろうなあ、学生だった自分はまさにその狂気の只中にいて、周囲が狂気だらけなものだから自身の狂気も社会全体の狂気も見極められず、ただただ時代に流されまいと踏ん張り、時には逆らって走り出そうともしたのだが、結局のところはもその流れさえ読み取れず、最後の最後には流されていたわけだな、などと考えながら、荻窪ルミネの日影茶屋でミニミニブッシュドノエルみたいなケーキを2個ほど買い、夕方にコーヒーを飲みながら食べた。

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)

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狂気とバブル―なぜ人は集団になると愚行に走るのか (ウィザードブックシリーズ)

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 夕食は鶏肉のトマト煮込み。ちょっとクリスマス風に。