六時起床。昨日よりも気温は上がるとどの局の予報も言っているというのに部屋はなかなか暖まらない。花子はオフィスチェアの座面に敷いた膝掛けの上で巻き貝のように身体を丸めてクークーと寝ている。その丸まり方がいかにも寒そう。
部屋がなかなか暖まらないことに気を取られながら、仕事。某ユニフォーム会社カタログ企画、某IT企業PR誌など。
午後より外出。小石川にてぶっつづけの打ち合わせ。十八時三十分、終了。ソメイヨシノの並木に一本だけ紛れている河津桜が満開になっていた。遠目に見ると、桜と言うには濃すぎる花の色がぼんやりと、夕闇の中で光っていた。
夕食は鮭の西京焼きと里芋の煮っころがし。濃い。
夕食後も仕事。
[読書日記]大江健三郎『水死』
第十五章「殉死」。講演を目前に、事件が発生…。アカリとリッチャンはさらわれ、ウナイコは伯父たちから芝居の中止、あるいは強姦と堕胎に関する部分の削除を要請される。話し合いに立ち会う古義人は冷静、というよりもどこか呑気。一方、ウナイコはこれまでにないトンガった雰囲気。
ここに来て、古義人の父親の水死に関することがほとんど語られなくなっている。さて、ラストはどのようにまとめるのか…。
- 作者: 大江健三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: ハードカバー
- 購入: 3人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (79件) を見る
- 作者: 大江健三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (53件) を見る