六時三十分起床。昨朝の雪の名残りは部屋の中に濃く漂うようだが、だからといって冬の厳しさに身を締めつけられているような感覚は希薄で、むしろ雪から雨に変わったことで、気温こそ低くはなっているものの、何かがゆるみ、一気に流れ出したり流れ込んだり、と、こんな言葉を使うのがふさわしいのかどうかよくわからぬが、「交通」らしきものができはじめている。奇妙な感覚、と笑われそうだが、そんなものを、寝惚けた脳と布団のなかですっかり鈍ったなまくらな肌とで漠と感じた。
身支度、ドウブツの世話、掃除。窓の結露がすさまじい。
ひじきの混ぜごはんで昼食後、吉祥寺へ。毎週、週末は吉祥寺に足を運んでいる。運ばざるをえないような状況にばかりなっている、ということだ。それを七日おきに楽しんでいる、ということになる。規則正しいではないか。
夕食は、吉祥寺の東急百貨店で開催中の九州物産展で買ったモツ鍋の素を使って味噌味のモツ鍋。モツがモツ鍋専門店で食べるモツのようにプルプルしていた。だがモツをというよりも野菜ばかりをいっぱい食べた。
満腹のせいか、猛烈な睡魔。風呂で曝睡してしまった。