わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

生命力

 明け方、花子に大騒ぎされる。娘である桃子が入院していることは言葉では伝えたが、言葉の意味自体を正確に理解しているわけではないのだろうから何もわかっていないとは思うが、何やら大変なことになっているという雰囲気くらいはぼくやカミサンの話し方や表情を通じて察したのか、それともドウブツ固有の本能的な勘、親子の絆のようなもので娘の容体が見えていたのか、そのせいで大騒ぎしているのかな、などと考えつつ、なだめ、二度寝、三度寝としたが、六時に起床し猫トイレをチェックしたら、でっかいウンコがしてあった。どうやら便意のせいで騒いでいたらしい。
 雨。冬のような冷え込み。あくまでも「のような」であって、「の」ではない。要するに、冬の冷え込み方とは異なる。どこか、まのびした感覚がある。
 十一時、吉祥寺のみずほ銀行へ。法人担当者と打ち合わせをする。
 十二時、帰社/帰宅。午前中のうちに桃子の見舞いに行ってきたカミサンに様子を訊くと、「桃ちゃん治っちゃった」だって。驚異的なスピードで回復したらしい。未熟児で生まれ、一時はきちんと育ってくれるか不安だった子が、面倒な病気にも打ち勝ち、生きつづけている。生命力というものを実感するとともに、ひとまず安心。
 午後からは書斎に籠もって仕事。思考回路がウニのようになってしまったので気晴らしに散歩したら、戻ってきた途端にスラスラとアイデアが湧き出してきた。こんなもんだよな。
 夕食はホワイトシチュー。葉野菜が高騰しているので、しばらくは根菜中心だよな。