わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

高橋みなみと峯岸みなみともう一人

 高校生のぼくが、AKB48高橋みなみ峯岸みなみの二人と遊んでいる。遊ぶというよりは、勉強のことだの部活のことだの、高校生らしいことを、たいして笑いもせず、怒りも悲しみも呆れたりもせず、それでてい夢中になって、話し込んでいる。どうやら二人は後輩らしい。話が途切れたタイミングで、二人の友人を紹介された。指原莉乃だった。そこで目が覚めた。
 AKBの夢を見たからというわけではないだろうが、目ぶたも体も脳味噌も重く、上半身は起こしたものの、そこから先の行動ができない。昨日はしっかり、呆れるほど気ままに休んでいるというのに、どうも体は眠り足りないようで、何度も何度も布団にもう一度横たわらせようとする。無理やり立ち上がり、窓を開け、陽の光を見るとようやく倦怠感が抜け、身支度をする気になってきた。六時。
 朝イチから事務処理。請求書を書く。
 十一時、中野へ。某企業にてプレゼン。予想以上にウケがよかった。
 十二時、茗荷谷へ移動。ヴィドフランスでサンドイッチを食べながら仕事。某案件の企画アイデアをバラバラと。ネタを出し尽くし、喉の奥から声にならないようなうめき声を微かに漏らし、握ったペンを振り回したり置いては握ったりを繰り返していると、右隣りに座っていた老年の女性が、さらにもう一つ隣りに座っていた、かなり仕事のできそうな雰囲気を撒き散らすキャリア系の女性のカバンを見て、とてもいい革を使っていますね、わたしは年寄りだから革製品は重くて持てないから、などといきなり話しはじめた。時折こっそり聞き耳を立ててみる。全体を聞いていたわけではないのだが、老婆は何かが原因で頻繁に息子に怒られているらしい。話しかけられたキャリア女性は、老婆の話をしっかり受けとめ、京都だろうか、柔らかで響きの綺麗な関西弁で、優しく言葉を返している。ちらり横目で見てみると、満面の笑みを浮かべていた。急いでいたようで女性はすぐに席を立ったが、足取りや背中に名残惜しさが見えた。
 打ち合わせを二件たてつづけに済ませ、十六時に帰社/帰宅。暑さで体が参ってしまい、三十分ほど仮眠を取る。泥のように重く引き摺る眠りのようでいて、実は浅い。仕事が気になるからだろうか。コーヒーとプリンで目覚ましのようなブレイクタイムを取ってから、仕事再開。残暑の厳しさに鈍るアタマを無理やり回転させた。
 夕食は昨日の残りの酢豚。二日目のほうが味が染みている。