わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

玄人裸足 なんと10年!落語会(杉並公会堂小ホール)

 とうとう10回目。毎回観ているわけではないのだが、当初に比べたら抜志さんも、最近は岐阜で落語会のプロデューサーをしている西正亭あたりさんも、長野で小学校の先生をしている快楽亭ブラック師匠の弟子・快楽亭狂志さんも、みんなウデを上げた。そして抜志さんはどんどん立川談志師匠に似てきた。頭は小さんとか志ん生だけど。抜志さん、枕の話が政治批判となり、その日用意していた噺にうまくつながらなくなってしまい、やりなおす、出直させて、もいっかい出囃子かけて、と堂々とやり直しする始末。そしてネタのほうだが、オチが下品なので今日は言わない、ここで終わりにする、つづきはWebで、で締めてしまった。これも談志イズムか。大笑い。
 ゲストは、ぼくとは因縁がある(ことを昨日まで忘れていたけど。向こうも忘れてるだろな)立川キウイ、そして元立川流で今はバイオリン漫談をしているマグナム小林。キウイ、枕はおもしろいが落語は(以前よりはるかにうまくなっていると思うけれど)ハイテンション一本調子、強引すぎるのと、男と女の機微が今ひとつ感じられないのと…。キウイさん、がんばってください。応援はしませんけど。マグナム小林、以前バイオリン弾きながら懐メロ歌ってたのを観た時は全然おもしろくなかったけれど、今日はしっかり芸になっていた。お客も感心してた。