わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

距離感

 五時四十五分起床。終戦記念日。ぼくが小学生のころだったはずだが、早くに両親を亡くした父の親代わりになっていた父の年の離れた姉夫婦、つまり伯母夫婦の家で古い写真を見せてもらったことがある。セピアがかったモノクロの写真に写っているのはハゲていた伯母の夫であることはすぐにわかったが、驚いたのは伯父の服装が旧日本兵のもので、足にはゲートルが巻かれていたこと、つまり出征中の写真だったことだ。生まれてはじめて戦争というものを身近に意識した瞬間だった。写真を見たとき、すでに伯父は他界していた。かわいがってもらえた記憶が微かに残っており、たわいもない会話をたくさん重ねているはずではあるが、戦争の話など一度もしたことはなかった。こちらから話を聞くのもはばかられた、というよりも聞こうという気持ちがまったく沸き起こらなかった。今になって聞いてみたら、と思うこともあるが、あいにく伯母も他界してしまった。やはり、戦争は遠い。できることなら、このままの距離感を保っていたい。
 夕方まで仕事の予定がないので午前中は読書。午後はインコのぷちぷちを連れてトリの病院へ。お盆中のせいか、すぐに診察してもらえた。問題なし。往復の電車のなかでずっとさえずっていたので少しはずかしかった。
 得意先からの連絡はないので、ランニングへ行くことに。11km。途中の水分補給をしなかったら、自宅についた時に少しフラフラした。大丈夫だったけど。
 夜、連絡あり。結局指示は週明けまで延びてしまった。13日に指示を受け、14・15日で作業というスケジュールが完全に崩れた。なりゆきで夏休みを取得できてしまったことになる。