わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

後藤明生『この人を見よ』

 架空シンポジウムが延々と。主人公と妻、R子、作家某Aなどの人間関係はほとんど描かれなくなり、ただひたすらに、『鍵』の読解へと向かっていく。本作は未完なのだが、どうやら最後までこれがつづく模様。いったんここで読むのを止めて、買ったままになっている『群像』3月号に移ったほうがいいかな。

この人を見よ

この人を見よ