2015-06-24 古井由吉『雨の裾』 読書日記 小説 日本文学 「春の坂道」。若い頃、桜の咲く季節のこと。坂道ですれ違った老人の記憶から、次々とよみがえる記憶。その断片から、命の本質、そして男女のむつみの本質が、微かに見える。だが、掴めるようなものではないし、掴もうともしない。 雨の裾 作者: 古井由吉 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/06/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 古井由吉の作品かこちら。