五時五十分起床。晴れ。しかし昨日に比べれば幾分肌寒い。この感覚が五月下旬として普通のことなのかどうかの判断がつかない。記憶を辿ってもヒントが見つからない。この時期の温度を感じるということを経験として体や脳みそにきざみこめていないのだろう。
仕事。某案件の企画書。午後からは別の案件の企画書に取り組む。
妻は個展会場「猫の額」へ。帰宅してから聞いたが、今日は大入りだったそうだ。
夕食は中村屋のレトルトカレーとレトルトハヤシが賞味期限ギリギリになっていたので食べた。夜はなるべく炭水化物を取らないことにしているのだが、レトルトカレーはさすがにコメがないときつい。
松浦寿輝「人外」(7)(「群像」2018年6月号掲載)。ループ化する虚構の理想的世界から抜け出した人外は、かつて司書だった女性と出会う。違い、うつろい、むごさ、そして「選ぶ」ということ…人外は人外をかたちづくるさまざまな「わたし」として、さまざまなことに思いをはせる。「わたしたち」のモノローグ、とても気に入った。