今日も五時四十分起床。午前中はマンションの管理組合の総会と共用部分の清掃。午後はその議事録づくりなどの事務処理に追われた。
読書は「群像」2019年6月号に掲載されている松浦寿輝と吉増剛造の対談「魂の身ぶり、言語の動き」。「群像」に連載されてぼくも愛読していた『人外』の単行本出版記念対談。吉増のこの作品に対する評価の高さがすさまじい。そして言語表現について語る際の吉増の感覚の鋭さ、よくわからない感覚を言語化する能力の高さに驚いた。現代を代表する詩人なのだから当たり前なのだろうけれど。物語を切り離したところで、言語の表現としての機能にフォーカスをあて、意味のレベルを超えた感覚的なレベルでそれを楽しみ、吸収しようとしている。好き嫌いは激しそうだが食うときゃ食う、とことん食う、という感じかな。