二時四十五分、歯が抜けた夢で目が覚めた。そして五時、葵の遊ぶ物音で目が覚めてしまう。そのまままどろんでいたら五時四十五分、いつもの起床時間になった。
新聞を取りに行くと、ごく微かな霧雨が降っていた。路面はまんべんなく鉛色に濡れている。空も鉛色だ。路面はのっぺりだが、空は濃淡が濃い。
仕事。某案件のコピーを仕上げてから、別の案件の構成案。作業しているうちに、本格的に降りはじめた。雨音こそ聞こえないが、激しさは窓越しでもよくわかる。
十六時ごろだろうか、いつの間にか雨はやみ、ちぎれた雲を浮かべつつ、ではあるが、青空が広がりはじめた。
十八時、ウォーキングへ。お隣の奥さんとトイプーのルッタに会った。
雨のせいだろうか、葵は延々と眠りつづけている。
▼今日、届いた。古井さんの最新作。連載で全部読んでいるけれど、もいっかい読む。