わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

気まぐれな食欲

 五時四十分起床。一雨降ったようだ。湿度もそれなりに上がったようで、ここ数カ月感じつづけている朝の渇きが、今朝はゆるい。

 葵、今朝は早く起きてリビングと書斎のあいだをスタタタタと駆け回っている。食欲もあるようで、昨夜のドライフード10gはペロリと平らげていた。もともと食に関しては関心が薄く、おまけに気まぐれなところがある。食べない原因が体調不良にあるのか、それとも味に飽きたのか、はたまた食より別のことに関心が向かいエネルギーの補給がおろそかになっているだけなのか、三年以上ともに暮らしているというのに、今ひとつ掴みきれない。それでも、食欲があるだけで、今の状況では飼い主としてはうれしくなる。このまま下痢がおさまってくれれば、と、今朝も昨日とおなじように祈っている。

 仕事。なんだか慌ただしいが、それなりにこなせている。ギリギリの綱渡りという感覚もない。焦りを感じてもそれは一瞬のことでしかない。それなりに切り抜ける術を身につけられているということなのだろうか。

 雨は午前中に一度やみ、鋭い朝日が差し込みリビングを明るく照らした瞬間がなんどかあったものの、昼ごろにはふたたび降りはじめたようだ。雨足は時に鋭くなる。風も時折強まっているようだ。

 夜、雨は止んだようだが風は強まっている。明日はスギ花粉の量が一気に増えるという。おそろしい。

 

 読書は築地正明「ひじりの庭」を少しだけ。「群像」2021年3月号の古井由吉一周忌特集の最後を飾る評論。初期の傑作『聖』などをフックに、古井さんの「死」や「葬」に対する関心、あるいはその境地を探っている。

 

群像 2021年 03 月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2021/02/05
  • メディア: 雑誌
 

 

 

聖・栖(新潮文庫)

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聖―ひじり (1976年)

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